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ADHDのパートナーとの関係の築き方

特徴を理解して付き合おう

人それぞれ個性があり、良いところも良くない面も持っています。
それが人間であり、お互いにお互いを知ろうとすることで、深い理解や絆が生まれるものだと思っています。

ADHDについて、まだまだ理解されていないのが現実です。
そのため、誤解されたり距離を置かれたりすることもあるかもしれません。
本人にまったく悪意がなかったとしても、受け取った人がどう感じるかによって次に展開するものなので、ここはどうすることもできません。

しかしながら、せめてパートナーの方は大切な方の辛さや悲しみを理解してあげてほしいなと思っています。
ADHDについて理解したうえで付き合うようにすれば、良い関係を築くことができますし、楽しい毎日を送ることだってできるのです。
ADHDの方は、今まで散々嫌な経験をしてきている人が多いので、優しい人も少なくありません。
だから、是非分かってあげて欲しいと思うのです。

ADHDは疲れやすい

全体的に、ADHDの人は疲れやすいと言われています。
そのため、しっかりと睡眠を摂ることも必要ですし、一人の時間を摂ることも必要です。
ちゃんと睡眠が摂れていれば、仕事や勉強に集中することも可能になるようですが、睡眠不足が続くと、いつも以上に忘れ物をしてしまったり、ケアレスミスが増えてしまったりするため、眠いと言ったときは、十分眠らせてあげてください。

また、その日に全部することができないような時も責めたりせず、本人のペースに任せることをおすすめします。
たぶん、無理にさせても、うまくできる可能性はあまり高くないと思います。

寛容な心で付き合う

忘れ物をしたり、普通はしないであろうミスをしている現場を目にすると、イラっとすることもあるかもしれません。
でも、そんなときも、怒るのではなく、一緒に良い解決法を考えるほうが前向きです。
また、何を伝えるときも、分かりやすくシンプルに伝えたほうが理解してもらえると思います。

ADHDは、片付けが苦手な方が多いので、最初から室内にあまりものを多く置かないようにするのも良い対策法かもしれません。
できれば、一緒に片付けをするのがおすすめです。

特別扱いは不要

ADHDの特徴を理解して、寛容な心で付き合うのはとても良い方法だと思います。
しかしながら、特別扱いはしないほうが良いと私は思っています。
ここで言っている特別扱いとは、はれ物に触るような付き合いという意味です。

特別扱いをしていても、恐らく長続きはしません。
きっとパートナーの方もストレスが溜まってしまうことでしょう。
だから、苦手部分をサポートする以外は、普通に接したり喧嘩したりしたほうが良いように思います。
そして、二人で自分たちらしい形にすり合わせていくのがベストだと思います。