大人の隠れADHD
ちょっとどこか違う気がしていた
最近、発達障害関係の話を耳にすることが多くなったような気がします。
恐らく、昔からそういった話はされていたのでしょうが、あまり聞くことがありませんでした。
でも、現在はいたるところで聞くような気がします。
ADHDも、よく聞きます。
さまざまな特徴があるようですが、個人差もあるようなので、なかなか気が付けないことなのかもしれません。
私は、昔からどこか変わっている子でした。
何となく、ほかの友達と比べて違うなあと思うことがたくさんあったのです。
一番覚えていることは、とにかく忘れ物が多かったことです。
学校に行くときに持っていくものを忘れてしまうのは日常茶飯事で、出かけた先に何かしらを置いてきてしまうのもしょっちゅうありました。
自分では気を付けているつもりですが、どうしてもこういったしくじりをしてしまうのです。
特徴について
忘れ物が多くて罪悪感が多かった私ですが、ADHDには、ほかにもいろいろな特徴があるそうです。
片付けが苦手で、整理整頓ができないこともその一つです。
掃除をしよう、片付けようと思っても、何から始めたらよいのか分からず、気付けば途中で嫌になって掃除を開始する前よりも散らかった状態にしてしまうなんてこともあったのです。
また、話し始めると、止まらなくなってしまうということもあるようです。
私もこれに当てはまっています。
楽しくなると、たくさん話したくなるのは皆同じかもしれませんが、私はいつまでも一人でペラペラしゃべってしまうため、気付けば周りの人たちがあきれているのです。
後回しにしてしまったり、計画通りに進めたり終わらせたりするのも得意ではないと聞きますが、私も心当たりがありました。
おっちょこちょいだと言われることが多かったのですが、ケアレスミスが多いのもADHDの特徴とのことなので、今思えばそうとう当てはまっていたと思います。
診断と治療の大切さ
ADHDは、病気ではありません。
先天性のものなので、誰が悪いというわけでもありませんし、親の育て方が悪かったということでもありません。
だから、どうか誰も責めることがないようにしてほしいと思います。
それよりも、心当たりがあったり、周囲の人と同じことをするのが苦手で自信を失くしていたりする人は、一度医療機関で診断を受けることをおすすめします。
それで、もしADHDであるとわかったら、治療を受けることもできます。
自分を愛そう
人と違うと言われると、落ち込んでしまう人もいるかもしれません。
私もそう思ったことがありました。
でも、人と違ってもいいじゃないですか。
それよりも、自分の特徴を理解して、自分らしい生き方を探した方が幸せになれると思うのです。
今私は、こんな自分のことを好きだなって思っています。
いろいろ大変な中でも、必死に生きてきた自分を、私は知っているからです。