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ADHDの私が免許を取得した話

私は普通運転免許を何とか取得しましたが、ストレートで合格…とはいきませんでした。今回は、私が普通自動車免許を取るうえで重視したポイントについて解説します。

教習所選びは重要

教習所に通い続けることそのものが、ADHDにとって大きな難所です。遠いと面倒になって通わなくなることもあります。自分でスケジュールを組むという方法は性に合っていますが、気を抜くと自分で指定したスケジュールをすっかり忘れてしまいます。遠すぎると行くのがだんだんと面倒になっていくし、スケジュール管理もややこしいし…となれば、だんだんと行くのが億劫になってしまいます。どうしてもスケジュール管理はやらなければいけないので、せめて通うのが楽な教習所を探した方がいいかもしれません。

ただ、近い教習所を選べばいいというわけではありません。教官と合わなくてさっくりと辞めてしまうこともあります。私も一度、話が回りくどい教官に当たったことがあり、その時は、実技に×をくらいました。もっとも、お眼鏡に叶わなかった理由は、サイドブレーキの手順をすっ飛ばしたのが大きな原因だとは思います。つまり、私にとって回りくどい話をかみ砕くことは、運転と同じくらいややこしいタスクだということです。幸いにも教官は固定ではなかったので、その日以外はスムーズに進みました。

教習所選びで大事なのは、なるべく通いやすい場所を見つけること、教官のチェンジができることだと思います。

発達障害の支援を行っている教習所もある

特性によっては、学習に時間がかかってしまうこともあります。例えば、ADHDに加えて、文字を読むのが遅いとか、計算に時間がかかるといった学習障害を抱えている人も珍しくはありません。特に、文字の読み書きに時間がかかる障害があると、学科についていけないというケースもあります。

そんな中、発達障害の人に向けた支援を、全国に先駆けて行っている教習所が栃木県にあるようです。例えば、コーディネーターをつけて学科の個別指導を行ってくれるといった支援をしてくれます。栃木県は自動車の普及率が97%超えと全国でもトップクラスであり、車がライフラインとなっている県のひとつだから、という理由もありそうです。

教習所を選ぶときには、こういった支援があるかどうかもチェックしてみるといいかもしれません。