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運転を苦手と感じやすい理由

いつまでも失敗したことを忘れられない

ADHDの特徴でもあるのですが、過去に失敗したことを長く引きずってしまう傾向があります。
もう何十年も前に起こったことで、現在はまったく関係ないことであっても、ずっと覚えているのです。
とくに、ケアレスミスが多く、叱られることが多かった人は、自分に自信がなくて、必要以上に構えてしまう傾向があるようです。
誰でも、怒られるのは嫌ですもんね。

また、同じようなミスをしてしまったらどうしよう……
また誰かに迷惑をかけてしまうのではないかと、いつも自分を見張っているような感覚があるのです。
誰でも失敗することはあるんだよと慰めてくれる方もいるのですが、頑固にその言葉を受け入れることができません。
そして、そんな自分にまた辟易するのです。

運転が苦手だと思う理由

ADHDの方は、運転が苦手だと思う人が多いと聞きます。
その理由の一つに、いつまでも失敗を忘れられず、運転が怖く感じられるというのがあります。
自動車学校で怒られたことで、自分には運転の才能がないと思い込んでしまい、必要以上に緊張してしまうこともあるそうです。

私も、心当たりがあります。
免許取り立てのときに発生した失敗を、今でもありありを覚えているため、また同じ失敗を繰り返すようで怖いのです。

でも、良い点もあります。
いつも初心を忘れずにハンドルを握ることができるので、そこは自分でも良いところだと思っています。

記憶がよみがえる時

運転に限ったことではありませんが、よく随分前のことを思い出します。
しかも、悪い記憶ばかりが思い出されるのです。
嫌な記憶がよみがえる時は、その時の焦りや悲しみ、辛さもフレッシュな状態で思い出されるので、正直とても苦しいです。
本当に同じ失敗をしたような感覚を何度も味わうので、損ですよね。

前向きになろうとしても、なかなかなれない。
なれたと思いほっとしても、記憶が思い出されると、また気分が悪くなり落ち込むんです。
そうなると、仕事も楽しい時間も、一気に辛くなり、手が止まってしまいます。
これもまた、仕事がなかなか進められない原因になっているのかもしれませんね。

本当は、大切なことややるべきことに集中したほうが良いことを分かっているのに、なかなかそれができません。
せっかくなら、楽しい記憶がたくさんよみがえるような生き方をしたいものです。

運転が楽しいと思える時

そんな私ですが、運転が楽しいと思う日もあるんです。
それは、理想的な運転ができた日や、朝から調子が良い日です。

そうは言っても、慣れている道しか走らないので、偉そうなことは言えないのですが、運転が楽しく感じられた日は、何かよいことが起こりそうな気さえしてきます。
お財布の中に、ゆとりがある時は、近くのスイーツショップに寄って、チーズケーキを買って帰ることもあります。
まだ寒い日でも、窓を開けて風を感じながら運転をすることもあります。