ADHDの人の運転の傾向
自分を知る
自分について、よく分かっていない方が多いように思います。
じつは、周りの人の方が自分について分かっていることも多く、誰かに言われて初めて気が付くなんてこともあります。
私は、ADHDであると分かるまで、自分が他者と何がどう違うのが具体的に分からず、うまくできないことに対して責めることが多かったです。
でも、自分について分かることが増えてからは、抵抗がありつつもそれを受け入れ、無理せずうまく生きられるようになった気がします。
十人十色と言う言葉がありますが、そんな簡単な表現では説明できないくらい、枠からはみ出てしまう自分を嫌うのはやめました。
そうではなく、自分の特徴をできるだけ気付き、受け入れ、そして、そこからどうしたら困難が減るのかを考えるようにしています。
最初は、できない自分を認めるのがすごくつらかったのですが、今ではそんなことよりも、前へ前へと進んでいるように感じています。
運転中あるある
運転中は、方向指示器を出すべき瞬間が多々あります。
しかしながら、ついそれを忘れてしまったり、出すのが遅くなってしまったりすることもADHDの方には多く見られるのだそうです。
私は、自分が運転が苦手であることを知っているため、ものすごく慎重に運転しています。
そのため、慣れている道しか走らないので、こういったミスはありません。
というよりも、慣れている道だけ運転できる状況にいられることに感謝しています。
ADHDの方は、ほかにも、急に車線変更してしまうことも少なくないそうです。
これは、車線変更したいと思った際に、きちんと周りを見て確認してから行動に移さず、すぐにアクションを起こしやすい傾向があることが理由です。
なので、自身の特徴をあらかじめ知り、注意しながら運転する必要があります。
不思議なこと
ADHDの方は、一度に二つのことをおこなうのが苦手な方が多いと聞きます。
なので、車の運転を苦手に感じるのも理解できると思います。
私も、運転が苦手なのですが、一つだけ不思議なことがあります。
というよりも、友人から不思議だと言われていることがあります。
実は、私はドラムが得意なのです。
ドラムは、右手左手、右足、左足すべてが、異なる動作をします。
つまり、一度に場合によっては4つの異なることをおこなうということです。
なぜか、私はそれが苦ではなく、良いストレス解消法になっているのです。
方向音痴
私は、ひどい方向音痴です。
歩いていても、一度左右のどちらかに曲がってしまうと、同じ道を戻ることがとても難しいのです。
でも、私の知り合いのADHDの方は、道を覚えるのが非常にうまいです。
これも謎です。
つまり、人それぞれ個人差があるということなのでしょうね。