ADHDの特徴をポジティブに考える
ADHDは好奇心の強い人が多い
ADHDと聞くと、精神疾患だと思って暗い気持ちになってしまうかもしれません。
しかしADHDの症状として見られる特徴には、考え方によってはポジティブにとらえることもできます。
例えば、ADHDを持つ人の多くは、好奇心ややる気が全般的に高い傾向があります。
新しいことや未知のものに対しても積極的にどんどん前で出ようという気持ちがはたらくことは、決して悪いことではありません。
良くない前例があったり、また多くの人が常識的ではないと思う事柄についても、そうしたことを気にせずに自身の興味や関心を優先して前へ進む手点もまた、ADHDの大きな特徴ではないでしょうか。
初めてのことに対しても臆することなく果敢に挑戦できる姿勢、そして失敗を恐れずに集中して取り組む姿勢は、時としてポジティブな姿勢だと受け止められることが少なくありません。
ADHDは感受性に優れている人が多い
ADHDは、感性という点においてとても敏感です。
これは決してマイナスのことではありません。
新しい環境に対しても敏感に変化を察知し、刺激として取り入れます。
その中では、上記のように自前の好奇心や関心を持って、新しい事柄に積極的に取り組むこともあるでしょう。
感受性に優れているという点においては、ADHDは自分を取り囲むすべての人や環境、シチュエーションが対象となります。
良い意味でも悪い意味でも他から影響を受けやすいという特徴がありますが、良いと思ったことに対しては積極的に取り入れながら自分の知的欲求を満たすことに長けているのです。
これは、普段の社会生活においてもマイナスとなるわけではなく、大きなプラスとして作用することもあります。
ADHDは行動力がある
ADHDの特徴の一つには、一つの場所にじっとしていられないというものがあります。
ずっと座っていなければいけないといった場合には、この特徴がマイナスの影響を及ぼしてしまうことがあるかもしれません。
しかし行動力という視点で見ると、ADHDを持つ人は全般的に高い行動力があると言えます。
ADHDの人はさまざまなものに興味や関心を示し、挑戦してみたいと思ったら即決断してできます。
迷う時間が短いですし、中には直感で決断して公道できるので全く迷わないという人もいるほどです。
迷っているうちにタイミングやチャンスを逃してしまうことがない点は、ADHDの行動力がもたらす大きなメリットと言えるでしょう。
高い行動力のあるADHDは、瞬時の決断によって社会においては大きな成果を上げることも得意としています。
また興味や関心が高いことで探求心も強く、こだわりが強く高い完成度を実現できることも大きな特徴です。